おはようございます!
カフェインレスです!
今日はコーチングセッションを文章にしてみました!
今回のテーマは、
「パートナーに対してめっちゃイライラする!!何とかして!」
どうしようもないイライラも、自分ひとりだと難しいですが、
コーチやカウンセラーならなんとかできます。
こういう技法もあるんだよって、参考になったら嬉しいです。
それでは実際のセッションを紹介します。
この方は、
メッセンジャー(通話)を繋いだ時点で強いイライラが伝わってきて、
これはなかなかやりがいがあるなーって状態でした笑
そこで、とりあえずゴールの設定から始めます。
ゴールの設定というのは、通話を終えた時点でどうなっていたいか、
という状態を決めることです。
ゴール:モヤモヤが晴れてうまく気持ちが伝わる方法を探りたい。
なるほどなるほど、まぁ大丈夫でしょっ、って思ってたんですがここで新情報が入ります。
クライアントさん「1時間で!」
ぼく「むむむっ、了解です!」
このイライラから始まる場合は、アサーションという流れでなんとかなります。
でもちょっと時間が掛かるので、1時間はちょっとしたチャレンジでした。
まぁでも、きっと大丈夫、と思いながらセッションを開始!
ただ、恋人・夫婦関係の場合は最初にこれだけ書いておきたいって事があります。
Q. あなたは何をして貰ったら大切にされてると感じますか?
これが分かってると、どんな価値観が満たされていないからイライラするのか、が分かります。
なので、まずはこれを聞いてみます。
クライアントさん「うーん、何だろう。あー、話を聞いて貰いたいんだと思う!毎日色々あるじゃない?私はそれを話したいんだよねー。でもさー、(以下略」
ぼく「あー、なるほどー、そうなんですねー。(わかる気がするなー)」
そして、ここからようやくアサーションの開始。
ぼく「それでは思う存分、不満をぶつけてみてください!何でも言えるとしたら何て言いたい?」
さあこれから不満を存分に言える!と、クライアントさんは活き活きとしています笑
そして日頃、パートナーさんに溜まっている不満をこれでもかって言ってもらいます。
クライアントさん「その時あいつが何て言ったと思います?〇〇って言ったの!信じられないでしょ!もうポイしてやろうかしら!(以下略」
あんまり普段、相手を罵ったり、相手に言いたいことを言う機会ってないと思うのですが、これキチンと言わないと、
「言わなかったこと」がドンドンと腹に溜まってしまいます。
そうすると、相手とイライラが結びついてしまって、相手が何をしてもイライラしてしまいます。
でも相手に対して言いたいことが言いきれると、何と素直な気持ちや、敬意、愛情出てきます。
ぼくはこの瞬間がめっちゃ好きなんですよね~。
ある程度話を聞ききってから、
ぼく「他にもあります?」
クライアントさん「うーん、他にはなんだろうなー。」
ぼく「であれば、パートナーさんの良いところは?」
クライアントさん「やっぱり凄く頼りになるし、賢い人なんだよね、他にはね(以下略」
ぼく「なるほどねー(ニヤニヤ)良いパートナーさんですねー。」
クライアントさん「そうでしょー?」
ぼく「じゃあ、このパートナーさんとは、本当はどんな関係になれたら良いですか?」
クライアントさん「うーん、毎日16分でいいから話を聞いてほしい!」
ぼく「16分だけで良いんですか?」
クライアントさん「忙しい人だからそれで十分よ。」
ぼく「本当にそれで満足できる?」
クライアントさん「できると思う!」
ぼく「じゃあどうやって伝えますか?」
クライアントさん「そうだねー、どうしようかなー。あ、そうだ!私は、1日16分だけ相手してくれればそれで満足なの。だからそれだけでいいから電話しよって言いたいかな!」
ぼく「そう言ったらパートナーさんは何て答えると思いますか?」
クライアントさん「まぁ、それぐらいなら…!って答えるんじゃないかなー。」
ぼく「まぁ、16分って1日のうちの1%程度ですもんねー。」
クライアントさん「えっ!そんなにちょっとなの!」
ぼく「(あれ?!計算間違えたかな!い、いや合ってる!)そうなんですよ!たった1%なんですよ!寝る時間も含めてですけど。」
クライアントさん「だったらそれぐらい話を聞いてくれてもいいよね~!よし!明日言ってみるわ!」
ぼく「おおー、いいですね!」
クライアントさん「聞いてくれてありがとね!またどうなったか、は連絡するねー!じゃね!」
ぼく「楽しみにしてます~!では~。」
そして翌日 (メッセンジャーにてメッセージで)-
今日伝えてみたよ。
あまり上手くはできなかったけど、いちおう言えたからそれは満足!
いろいろ聞いてくれてありがとねー!!
感謝☆☆
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正直、1時間で!って言われたときは焦りましたが、1時間でなんとかなって本当に良かったです。
やっぱり、自分の価値観と相手の価値観を理解して、その上で満たすことができると、
より楽しいパートナーシップをおくれるのかなって思いました。
今、大久保寛治さんの「あり方で生きる」という本を読んでいるのですが、
この本に、こう書いてあります。
人との関係性においては、実は話す力より聴く力の方が遥かに大切です。
(中略)
やはり、自分の話すことを聴いてくれる人と、人は一緒にいたいものです。
聴き上手がモテるって事が、なんだかすごく分かったセッションでした。
コーチングをする前と後では、クライアントさんの心持ちが全く変わります。
コーチングって、実は聴いてる時間のほうが圧倒的に長いです。
コーチングをするたびに、この聴く力のすごさを思い知らされます。