こんにちは!カフェインレスです。
今日は多くの人がつまずく、エクセル関数の攻略法について、書きたいと思います。
エクセル関数は多くの人がつまずく、エクセルの最初の壁です。
ぼくが独自に行なったアンケートでも、実に55%以上の人が関数でつまずいています。
おそらく、本記事を読んだほとんどの人は、関数の壁を楽々通れる様になると思います。
この記事を読んでしまうと、エクセルに対する壁がすごく小さくなってしまうので、
エクセルに対する恐怖は二度と感じられなくなってしまう可能性があります。
読む前にその気持をメモしておいた方が良いかもしれません。
関数の壁
それではまず、関数の壁がどこにあるのかを考えてみたいと思います。
関数がなんとなく難しいと感じている要因は、
- 関数の把握が難しい
- 関数の記述が難しい
このどちらか、あるいは両方ではないでしょうか?
関数の記述が難しいと感じている方は、こちらの記事を参考にして下さい。
勉強しても関数が身につかない理由
関数の把握って難しいですよね。
関数が何種類あるか知っている人はいらっしゃいますか?
ぼくはこの前調べてビックリしたんですけど、
関数って476種類 もあるんです。(2018年5月現在)
そしておそらくですが、これからも増え続けると思います。
しかし、ぼくはエクセルの関数やVBAマクロを使って仕事の簡略化を行い、
3日掛かる作業を2時間でできるような仕組みを作っていますが、
50種類も知らないと思います。
そして、1回しか使ったことのない関数も多数あります。
でも関数に困ったことはほとんどありません。
では、関数を覚えずにエクセルで業務を簡略化出来るものなの?
そう思った方もいらっしゃると思います。
ぼくはむしろ、エクセルを使いこなすために関数を覚えようとすると、
永遠に業務改善ができないと思っています。
なぜなら、元々業務を簡略化するために関数を覚えだしたはずなのに、
業務の改善に至らずに、関数が辛くなって結局業務の改善には手を付けずに
エクセルから離れてしまうからです。
もともと、業務改善や仕事で使うために関数を学び始めたはずなのに、
関数を覚えることが目的になってしまっています。
エクセルの関数は最低限だけで構いません。
最低限だけ覚えて、あとは実践あるのみです。
そしてもし、こういう関数が必要かもしれない、ってなったら、
下記の様にグーグルで検索して下さい。
「関数 営業日の計算」
「関数 文字の数え方」
「関数 文字の繋げ方」
すぐに目的の関数が見つかります。
そして、書き方も書いてあります。
関数は絶対に覚えてはいけません。
関数なんて、何度も使っていると自然に覚えます。
けど、関数を単品で覚えてしまうと、エクセルが嫌いになってしまいます。
英語の勉強と同じです。
単語を暗記するのってかなりしんどいじゃないですか?
エクセルを使う目的は「業務改善」です。
業務改善を行って、短い時間で品質の高い仕事を行って、
早く帰ることが目的です。
何度も言いますが、絶対に関数を覚えようとしてはいけません。
同様に、エクセルの本を最初から勉強しようとしてはいけません。
エクセルに必要な機能は人によって違います。
まずは基本だけ覚えて、そして実践あるのみです。
エクセル関数を使いこなすのに必要なたった10個のこと
もし本をすでに購入している場合は、最初から全部を読むのではなく、
逆引き辞典として使って下さい。
本を買ってしまうと全部読みたくなるのは分かりますし、
読まないともったいないと思ってしまうのも分かります。
けど、使わない知識を勉強している時間ほどもったいないものはありません。
エクセルの本は逆引き辞典として使うことで、ようやくその真価を発揮します。
受験勉強とエクセル
少し脱線気味ですが、なぜエクセルが苦手な人が多いのか、
自分なりに考えてみました。
下記を読むともしかしたら受験勉強をもう一回してみたいかも、と思ってしまうかもしれません。
ただ、一瞬だけなのでご安心ください。
お子さんがいらっしゃる方は大いに参考になると思います。
受験勉強って、市販 or 学校支給の参考書を、最初もしくはその単元を
初めからやるのが基本で、逆引き的な使い方ってしないですよね。
そして、エクセルってどうしても勉強的な側面があるので、
「勉強」=「参考書を初めからやる」という考え方になってしまうのかな、と思います。
あとは、本を買ってしまったら、「もったいない」から全部読む。
この2つの考え方に捕らわれているために、エクセルを勉強しようとした人の
半数以上が初めの関数という壁で脱落するのかな、と思います。
でも半数以上が最初の壁で脱落するなんて、めっちゃラッキーですよね。
「本を初めから勉強することはしない」
これを知っているだけで、エクセル勉強者の上位50%以上が確定するということです。
エクセルを勉強した人がどのくらいいるのか、
そして挫折した人が何人いるのか、自分の周りを見渡してみてください。
そして、エクセルを使いこなせるようになったら、その人たちのほぼ全員から
認められる、評価される可能性が高いです。もちろんエクセルを勉強したことのない人からもです。
認めて貰えたら、仕事はかなりスムーズに運びます。
少しエクセルを使えるだけで、得られる利点が大きすぎる、とぼくは思っています。
なので、まだ職場にエクセルが浸透していないなら、
すぐにエクセルを使った業務改善を、簡単でいいから初めて、
職場もしくは部署のエクセル第1人者になるべきです。
仕事時間も減りますし、周りの協力も得られるようになり、
頭ひとつ出た状態になれます。
また、出る杭でも打たれません。
だって、周りにとってはあなたの作るエクセルは、
自分の仕事時間を減らしてくれるわけですから。
周りにベネフィット(利益、利点、利)を与える事ができれば、
周りから打たれることはありません。
ちなみに、この「ベネフィットを与える」というのは、受験勉強にも有用です。
唐突ですが、さてここで問題です!(ほんと唐突ですみません笑)
「学力の経済学」という本で、「子供の学力を伸ばすための取り組み」と 「その費用」の関係性を示したデータが有ります。下記の中で、「子供の学力を伸ばす」のにもっとも費用対効果の高い取り組みはどれでしょう? ・読書マラソンの実施 |
どれだと思いますか?少人数学級とかすごく学力が上がりそうですよね。
けど、正解は「教育の収益率に対する情報提供」です。
下記を見て下さい。圧倒的ですね。
あくまでも費用対効果です。
「教育の収益率に対する情報提供」に掛けられる費用の上限はあまり大きくないとは思うので、
「教育の収益率に対する情報提供」のみで良いとは思えません。
それでも、情報を提供しない理由はないですよね。
ぼくは高校時代、なんとなく学歴は取りたいなーと思っていたのですが、
思い起こせば、父親からこの情報提供を受けていました。
と言っても、「自分は学歴が低かったから○○の時は出世競争に負けてなー」みたいな
エピソードだけでしたが、でもぼくは、あー学歴って大事なんだーと思ったんですね。
実際、学歴取って良かったと思います。
就活時のエントリーシートもほとんど落ちなかったですし、
就職したら同じ大学出身の人は可愛がってくれましたし、
大学以外の人も何もしていないのに一目置いてくれますし、
塾でバイトしたら時給2400円ですし、あとはこうして記事にもできますし笑
ちなみに父親はその後なんだかんだ出世してましたので、
本質的には学歴ではないのだとは思いますが、学歴があるとそれだけで、
その人を良く知らない人からすると、
賢さのバロメーターになります。
また、学歴を取るためにはもちろんモチベーションだけではだめで、
学歴を取るためのノウハウを知る必要があります。
実はぼくは高校時代、色々と挫折を味わって
高2の終わりまでずーっとゲームに逃げてて、
成績も学校内で下から10番目ぐらい。全国模試も偏差値40代だったと思います。
数学で0点をとって先生に呼び出されたときは、
体調が悪くて…と言いましたが、ガチで解きに行って0点でした。
結構ショックだったのを未だに覚えています。
途中、上記の父親の件もあって勉強はしたんですが、
全然成績は上がらず、またゲームに戻ってしまいました。
そんな時に母親が買ってきてくれたのが、
「受験は要領」という本です。
この本がなければ、ぼくは今頃どういう人生だったんだろう、
と思うぐらい人生を変えてくれた本です。
この本を読んで、キリの良かった高校3年生の4/1から勉強し始め、
気が狂ったかのように勉強し、1月のセンター試験では、
学年で上から10番ぐらいの成績になりました。
現役の時には、目標にしていた大学には届きませんでしたが、
一浪して今の大学に合格することができました。
結果として努力が報われた形になったので、
自分に自信がついたのは間違いなく、
勉強しなかった人生と比較して、おそらく性格も変わっていると思います。
ただ、勉強のモチベーションのきっかけは、父親からの「情報」であり、
勉強方法については母親からの「情報」です。
情報は人生を左右させます。
これは間違いありません。
ぼくは正しいというか、効率のよい勉強法と、
学歴の有利さを知っていたので勉強しました。
エクセルも同じです。
効率のよい勉強法を知るだけで、知らない人よりも
かなり優位に立てます。
ちなみにエクセルを勉強した人のほとんどが、
エクセルで人生が良くなったと回答しています。
もちろんぼくもその一人です。
エクセルの勉強方法は、
「目の前の業務を改善して、分からないことはその都度検索 or 本で探す」です。
モチベーションに関する情報とノウハウに関する情報を提供しましたので、
あとは実際にやるだけです。
もし少しでも「できそうかも」、と思ったら多分できます。
多くの偉人が、なんでそれを始めたんですか?と聞かれた時に、
「できそうと思ったから」と答えています。
先週もテレビを見ていたら、インタビューを受けている人で、
「なんとなくできそうと思ったから」、
と答えた人が3人もいてビックリしました笑
みなさん何かのエキスパートでした。
ボクシングの日本チャンピオンとか、有名な小説家とか。
「できそうだと思ったから」という言葉に、少し注目してみてください。
蛇足ですが、受験勉強の弊害として、「努力して覚えようとしてしまう」ことがあると思っています。
ぼくは社会人になってから「努力して覚える」ことをほとんどしたことがありません。
必要ないと思っています。だって、検索したら出てくることがほとんどですので。
検索しても中々出てこないものだけブックマークに入れてしまいます。
暗記するのって脳の容量の無駄遣いだと思っています。
必要なことって何回も繰り返すので、自然に覚えてしまいますしね。
まとめ
今回は、エクセルを関数を覚える事で習得しようとしている人は、
永遠に習得できるようにならない、という記事でした。
エクセルは、勉強方法を知って、基礎以上は敢えて学ばず、
実際に業務改善を行う事で、効率よく上達します。
エクセル中級者以上の人のアンケートでも、勉強方法はたった2通りでした。
【アンケート結果】 中級者以上のエクセル習得法はたった2種類だった
正しい勉強方法を知ることは、エクセルだけではなく受験勉強でも有用で、
途中紹介した「学力の経済学」では、「教育の収益率に対する情報提供」だけで
子供の学力に対して大きく影響があるというデータが示されていました。
学力の経済学は、オンラインで内容が見れるようです。
学力の経済学 (グーグルブック)
「学力の経済学 教育の収益率に対する情報提供」とグーグルで検索すると該当ページの前後が表示されます。
「学力の経済学」では、これまであまり見たことのない、
教育に関することが実際のデータで示されているので、すごく面白かったです。オススメです。
教育について、結構考えさせられました。
また、「受験は要領」は、東大用の本なので、
そのまま自分の勉強に適用するのは少し難しいですが、
・自分の必要なレベルに合わせて勉強のストラテジーを考えること
・必要な勉強のゴールを知ること
・記憶の仕組みを知ること(エビングハウスの忘却曲線)
・各科目で必要な事を理解すること
(例えば、数学は毎回時間を掛けて解こうとするのではなく、
基本~標準問題はちょっと考えて分からないならさっさと答えを見てしまうなど)
これらを理解するだけで、受験勉強の難易度は恐ろしく下がります。
数学って学校で習っている時は恐ろしく難しく、どう勉強して良いか分からなかったですが、
東大レベルでも青チャートを1A~3Cまで覚えてしまうだけで良いんです。
忘却曲線も理解しているので、解法の会得方法も理解しているので、
毎日5時間勉強して、約9ヶ月掛かりましたが、
9ヶ月で東大数学と戦えるレベルになるんですから、
効率良いと思うんですよね。
相手の形が見えないまま戦う(勉強する)ってしんどいです。
ちなみに関関同立レベルの数学でも、標準レベルの見たことがある問題しか出ないです。
たった1-2年の勉強で学歴が取れるので、ぼくはお得だと思います。
あと、ぼくは成績が最下層だったので、すごい勢いで順位が上がりました。
周りで「戦略的に計画立てて勉強している人」なんていませんでしたので、当然だなと今では思います。
周りの見る目も変わりましたし、成績も偏差値って数字で表されるので、
単純明快で面白かったですよ。
浪人時代の最後はストレスのせいなのか、鼻血が止まらなくなってしまったことが
何回かありましたが、自信もついたので、受験勉強を頑張って良かったと思っています。
「勉強方法を知るだけ」ですが、「知る」ことには非常に大きな力があります。
エクセルについて、もしちょっとでもできるかな、と思ったら、
ぜひチャレンジしてみてください。
エクセルを戦略的に勉強している人が少ない今は凄くチャンスだと思います。
基礎はこれで十分ですので。(まだ書きかけです。すみません。)
エクセル関数をつかいこなすのに必要なたった10個のこと
PS.
受験勉強関連でひとつ思い出したことを。
塾講師時代、生徒の成績を上げるために最も大切にしていたことは、
「良い授業をすること」ではありません。
「生徒に好かれること」です。
そうすると子供の成績はするすると伸びていきます。
子供の頃の嫌いな教科と嫌いな先生ってリンクしてませんでした?
好きな教科と好きだった先生がリンクしていたという人も少なく無いと思います。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって言う様に、
坊主が好きだったら(きっと)袈裟もちょっと好きになると思うんですよね。
なのでぼくは、勉強を教えているぼく自身が好かれるように、
子どもたちとよく対話して子どもたちの疑問に思った事象から勉強につなげて、
勉強って意外と楽しいという印象を生徒に感じて貰ってから生徒と接していました。
その後、勉強すれば成績って伸びるよ、勉強ってこうやってやるんだよ、
ということを教えると、かなり素直に勉強してくれます。
もしお子さんがいらっしゃる方は、どうやったら子供の成績が伸びるか、
ではなく、どうやったら子供が自発的に勉強するか、勉強を楽しめるか、を考えてみると良いと思います。
成績は勉強方法 x 自習時間です。とてもシンプルです。
ぼくが教えた教科は、3ヶ月もあれば教室の平均点が、
約40校中の10校以内にはほぼ必ず入っていたので、
たぶん間違ってないと思います。