おはようございます、安井です。
今回は「文章にズーム機能を付ける方法」を紹介します。
ズーム機能ってなんなんだ!と思われるかもしれません。
意味分からなくてOKです!ぼくの造語なので!笑
ぼくは少し前、ある方に「個人~中小企業レベルのサービスについてのマーケティング」を
コンサルティングして貰っていました。
ただその方は、ココが駄目、そこも駄目、なんでやらないの??というタイプで、
頑張りはしたんですが、ぼく自身がやる気を削がれまくってしまい、
半年間で50万円もしたんですが、4ヶ月終了のタイミングでギブアップしました。。
正直苦い思い出です。
ただ、その方が大事にしていたライティングの一つが、このズーム機能で、
ぼくもこれを使えるようになってからはすごく文章が書きやすくなりました。
ズーム機能を付けることができるようになると、読み手の頭に場面が浮かぶようになります。
言い換えると、文章で臨場感が出せるようになります。
臨場感が出せると、読み手にとって面白い文章となるので、長い文章でもスラスラ読んで貰えるし、
読み手の印象にも残りやすくなります。また、人柄も伝わりやすくなります。
小説がなんであんなに一気に読めるのか、と言うと頭の中で登場人物が躍動して、
常に場面・シーンが浮かんでいるからです。
今日は、そんなズーム機能の書き方について紹介します。
ズーム機能勉強中
ぼくはマーケティングコンサルタントのYさんに、このズーム機能について教えて貰っていたのですが、
なかなか習得することができませんでした。
ただYさんからは、このズーム機能はすごく大事で、
この技術が身につくと読者の印象に残りやすいので、絶対に身につけて下さいと言われていました。
ぼくは、家だと妻子に絡まれて何もできなくなるため、
スタバなどのカフェで文章を書いたりしていたのですが、
ある時そのYさんが、ぼくが文章を書いている時にフラッとそのスタバに来られました。
(ここからズームします)
ぼく「こんにちは」
Yさん「こんにちわ~、お久しぶりです。元気にされてましたか?」
ぼく「おかげさまで!Yさんはどうですか?」
・
・
・
ぼく「今こういう記事を書いてるんですけど、どうですか??結構うまく書けたと思ったんですけど…?」
と言ってPCを渡し、書いたばかりの文章をYさんに見てもらいました。
今回はちょっと自身があるぞと思っていたので、Yさんのコメントをワクワクしながら待っていましたが、
しばらくして、
Yさん「あー、そうですね。この部分もっと深掘りできますか?」
ぼく「あー、はい。深掘りですね。分かりました、やってみます。」
うまく書けたと思ったのになー、その辺コメントくれても良いのにな~、と思いながら、
「深掘りして」と言われた箇所に、解説の文章を付け足してYさんにまた見て貰いました。
ぼく「これでどうですか?」
Yさん「うーん、深掘りが足らないので、もっと深掘ってください。」
ぼく「この文章のどこが駄目ですか?」
Yさん「深掘りが足りないので、これだと伝わらないんですよ。」
ぼく「深掘り…?分かりました、やってみます。」
この辺で「深掘り」って一体何なんだろうって思い始めましたが、
一回目に指示された時に深掘りとは何か、をキチンと聞いてなかったので、
「深掘り」ってなんなのか、を今更聞きにくく、
不服に思いながらも、結局そのまま自分なりの「深掘り」を行いました。
「深掘り」してって言われた箇所に、専門用語がないかどうか確認し、
分かりにくい部分は書き直しました。
これ以上ダメ出しされたくなかったので、さらに、指摘された箇所と異なる箇所も修正し、
Yさんに見てもらいました。
ぼく「どうですか?」と、
おそるおそるYさんに見せましたが、
Yさん「だーかーらー、深掘りが足りないんですよ。これだと読者の印象に残らないんです。」
と、Yさんもイライラし始めましたが、
ぼくも負けじとイライラし始めました。
ぼく「Yさんの言う深掘りって一体どういうことなんですか…?」とおそるおそる聞くも、
Yさん「深掘りは深掘りです。」
壊れた機械のように「深掘り」と繰り返すYさんに対し、
ぼく「え、えっと??具体的にはどう書けば良いんですか?」
Yさん「もっと読者に伝わるように書くんです。」
ぼく「読者に伝わるようにするにはどうしたら良いんですか?」
Yさん「深掘りです。」
ぼく(これは弱った…!)
ぼく「どうしたら深掘りできるようになりますか?」
Yさん「そうですね、模範となる記事を音読すると良いですよ。」
ぼく「音読ですか??」
Yさん「はい!」
ぼく「オススメの記事はありますか?」
Yさん「ぼくの記事の中でも特に人気の記事がありますよ。」
ぼく「それ教えて下さい!」
(ここでズーム終了)
そうして、Yさんに3つほど記事を教えて貰いました。
その後、素直にそれらの記事を30分~1時間ぐらい音読しました!
音読しているとふと、「深掘り」された記事というのはこういう記事か!
という事が理解でき、
その理解とともに記事を書いたところ、Yさんにも「深掘り」できている、と言われました。
ズーム機能とは
この章では、「ズーム機能」とぼくはお伝えしていますが、「ズーム機能」と、
Yさんの言う「深掘り」は同じです。
—
「ズーム機能」とは、一場面を小説に近しいレベルまで具体的に書く事です。
「深掘り」も一場面を深く深く掘り下げていくと、「誰が何をしたか、具体的に認識できる」、ことです。
ただ自分としては深掘りよりも「ズーム機能」を付けると言ったほうが、なんとなく理解がしやすいかな、と思い、
「ズーム機能」という名前を付けました。
この「ズーム機能」を使った場面ってめっちゃ印象に残りやすいです。
試しにズームしなかった場合も書いてみたいと思います。
ズームしなかった場合
ぼくはマーケティングのコンサルタントのYさんに、このズーム機能について教えて貰っていたのですが、
なかなか習得することができませんでした。
ただYさんからは、このズーム機能はすごく大事で、
この技術が身につくと読者の印象に残りやすいので、絶対に身につけて下さいと言われていました。
ぼくは、家だと妻子に絡まれて何もできなくなるため、
スタバなどのカフェで文章を書いたりしていたのですが、
ある時そのYさんが、ぼくが文章を書いている時にフラッとそのスタバに来られました。
Yさんにはぼくが自信のあった文章を見て貰ったのですが、
深掘りが足りない、と言われました。
なんとなく言葉の雰囲気で深掘りしてみたのですが、
何回直しても深掘りが足りないと言われ、
正直少しイライラしながら、深掘りって何なんですか?
って聞いたんですけど、深掘りは読者に伝わりやすくすることです、と言われ
具体的な方法は分かりませんでした。
ならどうしたら深掘りできるようになるんですか?と聞いたところ、
音読とオススメの文章を紹介してもらったので、
それを繰り返し読んだところ、自分も書けるようになりました!!
文章と会話とズーム機能
ズーム機能を使わなかった場合はどうでしたでしょうか?
なんとなく分かると思いますが、上記の文章では登場人物が頭の中で動かなかったと思います。
読みながら感情移入も出来なかったと思います。
以前、文章って会話と同じで、言えることは書けるけど、
書けないことは言えないとお伝えしたかと思います。
ズームしなかった場合の文章って、実は会話と同じ描写レベルになります。
会話の場合、相手が興味のある話題の場合は、相手がより聞いてくれるので、
意外と細かいことは言わず、ざーっと省略して話すことが多いです。
対して小説では、誰が何をしたかが明確です。
誰が何をした。
それに対して誰が何をした。
さらに誰が何をしたからこうなった。
と、すべての動作を文章に落とし込んでいます。
つまり「ズーム機能」や「深掘り」とは、普段の会話よりもさらに具体的に描写することで、
「小説のように、誰が何をしたか」が明確な文章術です。
この技術を使いこなせると、
読者さんの頭の中に映像が浮かぶので、すごく印象に残りやすいです。
とはいえ、頭で理解したところですぐさま使いこなせるようにはならないので、やっぱり練習は必要です。
ただ、意外とすぐに書けるようになります。
文章量にも寄りますが、早い人は5記事も掛からないかと思います。
分かりにくいなーと思った場合は、会話だけで文章を進めても意外とそれっぽくなります。
ズーム機能を使えると文章を書くのがめっちゃ楽しくなりますし、セールスレターにも応用できます。
普段の会話とは違うので最初はとまどうかもしれませんが、すぐに上達しますので、上達を楽しんで下さいませ~。
それではまた!